発達支援21:実際の職場を再現すると自信がつく

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発達支援21
はじめに(発達支援)

今回は就労継続支援B型作業所トテチテタでのお話です。お楽しみに!

登場人物紹介

タダシです。就労継続支援B型トテチテタの職業指導員です。

トテチテタの木工室。
今日もタダシさんは、作業台の前で静かに考えていた。

(みんな、作業は上手になっとる。
でも本番の職場に行くとなると、不安が出るんよなぁ)

そう、利用者さんたちは作業の力はついてきたものの、
知らない場所で働くというだけで緊張してしまう。

これは特性のある人にとって自然なこと。
環境が変わると、力が発揮しづらくなるからだ。

そこでタダシさんは決めた。

(よし職場をここに再現してしまおう!)

🪵事件はミキさんから始まった

ミキさんが、木工室の隅で不安そうに言った。

「タダシさん来月、職場見学があるんですよね
知らない場所って、ちょっと怖いです」

タダシさんはうなずいた。

「そうじゃよなぁ。じゃけぇ、まずここで練習しようや」

「ここで職場の練習ですか?」

「そう!トテチテタを職場に変身させるんよ!」

ミキさんは目を丸くした。

🏭タダシさん、木工室を職場モードに変える

タダシさんは、職場の写真を壁に貼り始めた。

  • 入口の写真
  • 作業台の写真
  • 完成品の棚の写真
  • 工具の配置図
  • 作業手順の掲示物

さらに、職場で使う言葉やルールも貼った。

「おはようございます」
「お願いします」
「終わりました」
「次は何をしますか?」

まるで木工室が職場のミニチュアになったようだった。

🔧職場の流れをそのまま再現する

タダシさんは、職場の1日の流れを
そのままトテチテタで再現した。

職場そっくり・1日の流れ

  1. 朝礼(挨拶・今日の作業説明)
  2. 作業開始(職場と同じ配置)
  3. 休憩(職場と同じタイミング)
  4. 完成品の提出(職場の棚を再現)
  5. 終礼(振り返り)

ミキさんは驚いた。

「タダシさんほんとに職場みたいです!」

「そうじゃろ?ここで慣れておけば、本番が楽になるんよ」

🌟効果はすぐに現れた

翌日。

ミキさんは、職場の写真を見ながら作業台に向かった。

「昨日と同じ流れだから安心します!」

カズさんは、職場の棚に似せた完成品置き場に
商品をそっと置いた。

「これ、職場でもできそうです!」

ユウタさんは、終礼で言った。

「職場って怖いと思ってたけど
ここで練習したら、ちょっと楽しみになってきました!」

タダシさんは胸が熱くなった。

(環境を再現するだけで、こんなに自信がつくんじゃなぁ)

🧠タダシさんの学び

人は知らない環境では力を発揮しにくい。
でも知っている環境なら安心して力を出せる。
だから職場を再現すれば、自信が生まれる。

職場再現は、支援の最後の仕上げだった。

トテチテタの木工室には、
今日も職場そっくりの流れの中で、
新しい「できた!」が生まれている。

📘発達支援:今日のポイント

  • 職場の環境・流れを事前に体験すると不安が減る
  • 環境変化に弱い特性を事前練習で補える
  • 実際の職場を再現することで、応用力が育つ
  • 自信は「知っている」という安心から生まれる
おしまいに(発達支援)

タダシです。

まだまだ、修行が足りませんね。

トホホ、です……(泣

この物語は、こちらの就労継続支援B型事業所「ふるーる」をモデルにして作成しています。Googleマップ

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