「遺骨をダイヤモンドにしたいんだ」
私がそう言うと、夫はため息をつきながら言った。
「そんな高いガラスみたいなもの、何がいいんだ?」
はい、出ました。
夫の無自覚に人を傷つけるワードセンス。
私は思わず言い返した。
「ダイヤモンドとガラスは違うの!」
でも夫はぽかんとしている。
(この人、本当に分かってない)
そこで、私は、深呼吸して宣言した。
「じゃあ、今日は、ダイヤモンドの基礎講座をします」
夫は観念したようにうなずいた。
💎ダイヤモンドは炭素の結晶
「まずね、ダイヤモンドは炭素だけでできてるの」
夫は目を丸くした。
「炭素?鉛筆の芯と同じ?」
「そう。同じ炭素でも、
結晶の仕方が違うと黒鉛にもダイヤモンドにもなるの」
- 和名:金剛石
- 石言葉:純潔・純愛・永遠の絆
- 4月の誕生石
「お母さんの遺骨にも、炭素が含まれてる。
だから、ダイヤモンドにできるんだよ」
夫は、静かにうなずいた。
🥽夫が言うガラスみたいは、完全な誤解
「見た目が似てるだけで、全然違うんだよ」
私はテーブルに図を描くように説明した。
- ジルコニア
ダイヤの代用品
成分も硬さも全く違う
光の反射も別物 - 水晶
ハーキマーダイヤモンドと呼ばれることもある
でもダイヤではない
夫は、驚いた顔で言った。
「そんなに違うのか」
「うん。本物のダイヤはね、油性ペンで線が書けるんだよ」
「えっ、そんな特徴があるのか」
🔨世界一硬いのに割れやすいという意外な性質
「ダイヤモンドは世界一硬いけどね」
私は指で四角を描きながら続けた。
- 特定の方向からの衝撃には弱い
- 職人はその性質を利用してカットしている
「遺骨ダイヤモンドも、同じように職人さんが丁寧に仕上げてくれるんだよ」
夫はしみじみとうなずいた。
💬夫へ。これはガラスじゃなくお母さんそのもの
私は夫に向かって、静かに言った。
「遺骨ダイヤモンドは、ガラスじゃないよ。
お母さんの炭素から作られた、本物のダイヤモンドなんだよ」
夫はしばらく黙っていたが、やがて小さくつぶやいた。
「そう聞くと、全然違うものに思えるな」
その言葉に、胸がじんわり温かくなった。
📘まとめ:ダイヤモンドの正体とガラスとの違い
- ダイヤモンドの正体
炭素の結晶
黒鉛と同じ元素でも構造が違う
永遠の絆を象徴する宝石 - ガラスやジルコニアとは全く違う
成分も硬さも輝きも別物
見た目が似ているだけ - 本物のダイヤの特徴
油性ペンで線が書ける
世界一硬いが、方向によって割れやすい





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