第74話 サンタ第2工房へ続く

悩んでもいい第74話 サンタ第2工房
悩んでもいい第74話
はじめに(サンタ第2工房)

この物語は、私が大好きな木のおもちゃ屋さんをモチーフにして作成しました。主人公のミクさんは、妹の孫の名前からつけています。お気に入りに追加していただけたらうれしいです。

登場人物紹介

職人見習のタダシです。

サンタ第2工房のミクです。

広島駅前徒歩8分。
サンタ第2工房の朝は、木の香りと、ミクさんの軽やかな足音から始まる。

だが、タダシさんには、
この工房に来る前の長い長い過去があった。

🌱 昔のタダシさんは人の顔色ばかり見ていた

まだ工房に来る前。
タダシさんは、営業職として働いていた。

  • 人に安心してもらうこと。
  • 人に喜んでもらうこと。
  • 人に嫌われないこと。

そればかりを考えていた。

「タダシさん、これお願いできる?」
「はい!もちろんです!」

「タダシさん、こっちの方がいいかな?」
「はい!そう思います!」

「タダシさん、あなたはどう思う?」
「えっと?みなさんのご意見に合わせます!」

そんな毎日だった。

🌧 ある日、タダシさんは決定権が自分にない人生に気づく

ある営業研修で、講師にこう言われた。

「あなたは、決定権を人に渡しすぎている。
自分の人生なのに、他人の人生を歩いているように見える」

タダシさんは、胸にズキッときた。

(確かに。
私はいつも、人の顔色ばかり見ていた)

その日から、タダシさんはノートに書き始めた。

「決定権は私」
「私が選ぶ」
「私が決める」

しかし、書いても書いても、
実際の行動は変わらなかった。

🌤 そんなとき、タダシさんは安心感を与える営業を学んだ

営業の先輩に言われた。

「タダシ、お前は安心感を与える才能がある。
人は、お前がいると安心するんだよ」

その言葉は、タダシさんの胸に深く刺さった。

(私が?誰かを安心させられる?)

そこからタダシさんは、
「安心感を提供する営業マン」として成長していった。

  • 相手の話を最後まで聞く
  • 否定しない
  • 急かさない
  • 選択肢を押しつけない
  • 相手のペースを尊重する

その姿勢は、
後の「決定権は私」という価値観の土台になった。

🌈 しかし、タダシさんは自分の決定権だけは使えなかった

営業としては成長した。
人に安心感を与えることもできるようになった。

でも

自分の人生の決定だけは、
いつも誰かに委ねてしまっていた。

  • 仕事を辞めるタイミング
  • 住む場所
  • 人間関係
  • やりたいこと
  • やめたいこと

どれも、誰かの意見を聞いてから決めていた。

(私の人生なのに。
どうして私は、自分で決められないんだろう)

そんな悩みを抱えたまま、
タダシさんはサンタ第2工房へやってきた。

🎄 ミクさんとの出会い|ここから「決定権は私」が動き出す

サンタ第2工房の玄関を開けたとき。

「こんにちは、タダシさん」

ミクさんの声は、
タダシさんの心にすっと染み込んだ。

その声は、
営業時代に言われた「安心感を与える才能」を
逆に自分が受け取った瞬間だった。

(ミクさん。なんだか、安心する)

その日から、
タダシさんは少しずつ変わり始めた。

🌟 ミクさんは、タダシさんに決定権の使い方を教えた

ミクさんは、タダシさんに仕事を頼むとき、
必ずこう言った。

  • 「タダシさん、どうしたい?」
  • 「タダシさん、あなたの判断でいいのよ」
  • 「タダシさん、あなたが決めていいの」

その言葉は、
営業時代に学んだ安心感とはまったく違う種類のものだった。

それは
「あなたの人生の決定権は、あなたにある」
というメッセージだった。

🌙 そして「決定権は私」という物語が始まった

タダシさんは、ミクさんと出会って初めて、
自分の人生のハンドルを握り始めた。

  • 自分で選ぶ
  • 自分で決める
  • 自分の人生を自分のものにする

それは、営業時代の「安心感を提供する」経験があったからこそ、
ようやく芽を出した価値観だった。

そして今、
サンタ第2工房での物語は続いていく。

タダシさんが自分の人生を選び、
ミクさんがその背中をそっと押す

そんな温かいファミリーコメディとして。

おしまいに(サンタ第2工房)

タダシです。読んでいただいて、ありがとうございます!

ミクです。今日も一日お疲れ様でした。

おつきさまパズル

商品や制作工程を取材させていただいた実際の店舗をご紹介いたします。この物語はフィクションで登場人物と実在の人物とは全く関係ありません。上記商品はふるさと納税返礼品に登録されている「お月さまパズル(ウッドデザイン賞受賞作品)」です。このお店でもインターネット経由でご注文とお支払いができます。どうぞご利用ください(PRです)。tamuro-mokuzai.jp

サンタ第2工房営業
シェアする

コメント

タイトルとURLをコピーしました