トテチテタの朝。
木工室では、今日も木の香りがふわっと漂っている。
タダシさんはホワイトボードを抱えて歩いていた。
今日のターゲットは――ユウタさん。
ユウタさんは、作業の説明を聞くといつもこうなる。
「えっと…。つまりどうするんでしたっけ?」
言葉で説明すると、途中で迷子になってしまうのだ。
今日のテーマは「視覚化」
タダシさんは思った。
(視覚化を使うときが来た…!)
そこで、ユウタさんが取り組む
「木のコースターづくり」の手順を、
ホワイトボードに描き始めた。
タダシさん、絵で説明してみる
タダシさんは、手順をこう描いた。
- 木の板の写真(実物写真)
- 鉛筆で線を引いているイラスト
- ノコギリで切っているイラスト
- ヤスリで磨いているイラスト
- 完成したコースターの写真
ユウタさんは目を丸くした。
「タダシさん、これなら分かります!」
視覚化は安心を生む
ユウタさんは、絵を見ながら作業を進める。
「次は…②の絵だな。線を引く!」
「よし、③の絵だ。切る!」
まるで宝探しのように、
絵を見ては次の行動を決めていく。
タダシさんは横で見守りながら思った。
(視覚化って、こんなに安心するんだな…)
そして、ついに完成!
ユウタさんは、最後の絵を見て叫んだ。
「できました!!」
完成したコースターを掲げるユウタさん。
その顔は、まるで夏休みの自由研究を終えた子どものようだった。
タダシさんは心の中でガッツポーズをした。
タダシさんの学び
言葉だけでは伝わらないことも、
見える形にすると一瞬で伝わる。
視覚化は、魔法みたいだ。
トテチテタの木工室には、
今日も新しいできた!が生まれていく。
✨発達支援:今日のポイント
- 抽象的な説明は理解しづらい
- 写真・図・イラストで「見える化」すると理解が進む
- 手順を視覚化することで、迷子にならず安心して作業できる
- 視覚化は「不安の軽減」にも効果がある




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