トテチテタの木工室。
今日もタダシさんは、作業台の前で腕を組んでいた。
(なんだか最近、みんなどこで何をするかで迷ってる気がする…)
そう、作業場がちょっとカオスになっていたのだ。
今日のテーマは「構造化」
教科書にも書かれている
「いつ・どこで・何をするかを明確にする」=構造化。
タダシさんは、これを木工室に導入することにした。
🪵事件は突然起きた
その日の午前。
ミキさんが木材を抱えてウロウロしていた。
「えっと…磨く場所ってどこでしたっけ?」
続いて、カズさん。
「タダシさん、切る場所ってここでいいんですか?」
さらにユウタさん。
「完成品置き場がどこか分からなくなりました!」
タダシさんは心の中で叫んだ。
(これはもう構造化しかない…!)
🧩タダシさん、作業場を見える化する
タダシさんは、カラーテープと大きなラベルを持ってきた。
そして――
- 切る場所→赤いテープで囲む
「ここは切るゾーンです!」 - 磨く場所→青いテープで囲む
「ここは磨くゾーンです!」 - 組み立てる場所→黄色いテープで囲む
「ここは組み立てゾーンです!」 - 完成品置き場→緑のテープで囲む
「完成したらここに置きます!」
さらに、各ゾーンに
写真付きのラベルを貼った。
- ノコギリの写真
- ヤスリの写真
- ボンドの写真
- 完成品の写真
まるでテーマパークの案内図のように、
木工室が見える作業場へと変身した。
🌟効果はすぐに現れた
翌日。
ミキさんは赤いゾーンにまっすぐ向かい、
ノコギリを手に取った。
「ここで切るんですよね!」
カズさんは青いゾーンでヤスリを握りしめた。
「磨くのはここだ!」
ユウタさんは緑のゾーンに完成品を置きながら言った。
「これなら迷いません!」
タダシさんは胸が熱くなった。
(構造化って、こんなに安心するんだ…)
🧠タダシさんの学び
人は見えないルールでは動けない。
でも見えるルールなら迷わず動ける。
構造化は、混乱をゼロにする魔法だった。
トテチテタの木工室は、
今日も色と写真でやさしく人を導いている。
📘発達支援のポイント
- 作業場の構造化は「迷い」「混乱」を減らす
- 色分け・写真・ラベルでどこで何をするかを明確化
- 視覚的な境界線は、特性のある人にとって大きな安心材料
- 作業効率が上がり、支援者の声かけも減る




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